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なぜ禁止!?NPBの「写真・動画等の撮影及び配信・送信規程」についてわかりやすく解説

こんにちは。

ついに全チームキャンプインし、2025年シーズンが始まりましたね。
実際にキャンプに行って選手の写真を撮ったり練習している姿を間近で動画に取りたいと思っている方も多いのではないでしょうか。

しかし昨年11月にNPBより「写真・動画等の撮影及び配信・送信規程」が定められ、
練習中や試合中の写真・動画撮影について制限が行われました。
こちらはキャンプ中も同様の制限が行われるようです。

今回はNPBより施行された「写真・動画等の撮影及び配信・送信規程」の内容とその影響について解説していこうと思います。

規定によって禁止になった事項について

三脚などを使用した他人に迷惑を及ぼすような撮影方法

当然のことですが、三脚等の大型機材を使用して他の観客の迷惑になるような行為は禁止です。
少しでもいい画質で写真や動画をとりたい気持ちはわかりますが、
周りへの配慮を忘れないようにしましょう。

Vector silhouettes of a man using a news camera on a tripod.
監督やコーチ、選手だけでなく観客やチアリーダーの体の一部を拡大したり
身元が分かるものを撮影する行為

野球観戦にいくと綺麗なチアリーダーの方や特徴的な観客を目にすることがあるかと思います。
そういった方々を写真や動画に収めたい気持ちはわかりますが、
例えば胸元をアップにして撮ったりするなどの迷惑行為はやめましょう。

ボールインプレー中の選手を撮影した映像を用いてSNSなどで投稿する行為

ここからが非常に重要な内容となります。
ボールインプレー中の選手を撮影し、SNS等にアップする行為が全て禁止となります。
「ボールインプレー」とは試合前の練習~ヒーローインタビューまでを指すそうなので、
球場に入ってからほぼ全てが配信/投稿禁止となります。
ただし、非営利目的であり家族や友人など特定の人に向けた送信などは問題ないそうなので、
球場で野球観戦をして撮影した写真をLINEで家族に共有したり、
X等でDMで友達とシェアする分には問題ないかと思います。

ボールインプレー中の選手以外を撮影した動画のうち、140秒を超えるものをSNSなどで投稿する行為

先ほどは選手を撮影した映像は使用不可という内容でしたが、
例えば自分の顔を映していたり、イニング間のイベントを撮影している映像については140秒以内であれば投稿可能です。
野球Youtuberの方で選手のプレーに対する自身のリアクションを撮影して投稿している方々がたくさんいらっしゃいますが、
そういった動画は140秒以内でしか投稿できなくなってしまいました。

試合の映像をリアルタイムで配信する行為

試合の様子などをSNS等で生配信する行為は禁止です。
試合のリアルタイムの様子が気になるのであれば、DAZN等を契約し視聴しましょう。

影響について

野球YouTuberへの影響

球場で野球観戦をしながら自身のリアクションを撮影するスタイルを取っていた方々や球場内の選手のやり取りを撮影していた方々は内容を変更せざるを得ないでしょう。
個人的には他の人のプレーに対するリアクションを観たり、
テレビカメラに映っていない選手の裏側を見られるのは好きだったので残念です。

各種SNSへの影響

2025年2月2日現在でxやYouTubeで「キャンプ」で検索してみたところ球団公式のアカウントでの投稿がほとんどで個人の方々の投稿はごくわずかでした。(もしかしたら既に削除等されているのかもしれません。)
SNSでこういった動画を投稿することによってファンの間でコミュニケーションを取れるのも醍醐味だったのですがこれもなくなってしまい残念です。

まとめ

 

まとめ
  • 個人的な趣味として楽しんでいた人にとってはあまり関係なし
    (周りへの配慮は必要)
  • Youtuberなどの活動をしてきた人は規定に則った活動をする必要がある

いかがだったでしょうか。
基本的にはYoutubeなどの活動をしていない人たちにとってはそれほど影響がありません。
ただ、誰かがホームランを打った瞬間のベンチの様子など公式では移っていない瞬間を楽しめるのは好きだったのですが、そういったものが見られなくなるのは残念です。
現在は各球団の公式SNSが活発ですので、
そこでの発信を楽しむしかなさそうです。